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****2010*****
  
【8月某日】2010  8月 
   
   
  
   
 
    
 
   
    
 
   
   
 
   
    
 
   
    
 
   
    
 
   
  
 
   
    
 
   
   
 
   
  
   
  
 
 
 
  
日本最南端の新聞社::八重山毎日新聞オンライン 
http://www.y-mainichi.co.jp/news/tag/?keyword= 
%E3%82%A8%E3%82%A4%E3%82%B5%E3%83%BC 
niftyビデオ編集 エイサー 明石  
http://video.nifty.com/cs/catalog/video_metadata/ 
catalog_100823337643_1.htm 
先祖を弔う アンガマ 
http://www.churashima.net/shima/ishigaki/angama/index.html 
 石垣島へ行ってきた。エイサー編 
 
 明石エイサーを見てきました。 
 
 踊り、太鼓が好きな私。沖縄のメロディーが、好きな私。海が好きな私。 
 石垣島でエイサー観る。 
 ひょっとしたら、ちょっと一緒に踊れる、なんて聞いたら。 
 そんな私が、行かないわけがない。 
 
 てな訳で、私は大乗り気で、始まった今回の旅の、まずは準備。 
 でもその時は、まだ、カチャーシーとエイサーの違い、そもそもエイサーって 
なんのことかも知らない私。 
 沖縄出身の友人や、いろいろな情報から、やっと、エイサーとはお盆の 
行事の踊りとな。 
 7/31に新宿で、エイサー祭りがあるって! 
 沖縄の団体や、内地のサークルやいろんな団体が参加していて、ネットで 
調べたら今年が、9年目。 
 当日、団体名を見ても、どれが、なんだか分からない私は、団体が、 
何箇所かまわって演舞しているので、私は一か所で観ればよいと判断。 
いい場所に陣取っていろいろ観ていたけれど、いかにも創作ダンス的な 
ものもあり、ふ〜ん。でも沖縄の地名のどこそかで(わかんない私・・) 
直接指導してもらい、その方たちも一緒演舞という団体は、そりゃあもうかっこいい! 
 心臓キュンキュン。石垣島への期待いっぱい。 
 その後、誘っていただいたK氏によると、明石のエイサーは、古い形のもので、 
もっとゆっくりなものだと聞き、それも、なかなかと私の期待は、またまた膨らむ。 
 
 8/22 明石の公民館の広場で 20:30ごろから練習があるから、とのことで、 
行ってみると、まだ、ちらほらの人。 
 今夜は、お盆のお迎えの日なので、みんなお家での、行事があるとかで、ゆっくりの出だし。 
 明日のエイサーの日は満月。だから、この日は、ほんの少し欠けた月が、 
煌々とやや東に傾いたところに輝いている。 
 ふわふわと雲が浮かんでいる。 
 のに、突然のシャワーのような雨。 
 大急ぎで、太鼓や、音響機材を隠すみなさん。 
 私は、広場のはじっこの壊れたシーソーをベンチにしていたけれど、 
近くのガジュマロの下に避難。案外濡れない! 
 短いシャワーが、行きすぎたころ、女の子たちが10人くらいやってきた。 
広場に入ると、練習開始。 
 でも、あんまりうまくない。腰が入ってないあ(失礼)??久しぶりに戻ってきた子? 
でもなあ・・・。 
 違いました。後からわかったのですが、毎年参加している都留文科大学の生徒さんだったのです。 
 踊りの稽古が始まると、またシャワー。  
 お月さまは、煌々と輝いているのに。夜の天気雨なんて初めて! 
きつねにあらず、蝙蝠の嫁入りかしらん。でも、やっぱり、あっという間に上がって練習開始。 
 輪にになって踊り始めると、大人の女の人たちもちらほら入ってきて、ちょっと安心な踊りに。 
 
 女の人たちの輪の周りに男性たちの太鼓の輪。太鼓の舞は私のハートにキュンキュンです。 
 動き、リズム、素敵という言葉のほかに、もっとうまく伝えられる言葉がほしいところなのですが・・。 
 そして、その太鼓隊の輪の中の太鼓の後ろを追うように、男性の踊り手が!その踊りに、うっとりです。 
 太鼓の人たちの動きをなぞった振りになっていて、よく見ると女の人たちの踊りもほぼ同じ。 
 でも、ちょっと違う。なんでかなあ。それは、本番を見ても、わからなかった。 
 そう、本番は、女の人たち、婦人会の人たちが、たくさん入ってきたし、 
女の子たちも浴衣を着て姿勢がしっかりなったせいか、ばっちり踊ってた。 
 浴衣といえば、新宿のエイサーで、みんな、丈を短く着ていたけれど、 
これが沖縄流なのかあと、着方を教えてもらおうと思ってたのに、忘れちゃったあ、 
残念。今度行ったら教えてね!?行く気? 
 婦人会の人たちが浴衣を着ていなかったのが、ちと、残念。なんで着ないんだろ。 
男の人たちは、あんなにかっこいい衣装なのに。 
 K氏に聞いたら、忙しいんじゃない?とか、昔は女の人は踊らなかったとかのお答え。 
 確かに、皆様忙しい日。お家の行事もあり。2000人以上の牛汁作りもあり・・ 
私もお野菜切りに参加させていただきました。ものすごい数の冬瓜を切ったの。 
柔なわたしは手に豆ができちゃった。牛一頭使っての、牛汁。美味しかったで〜す。 
 でも、そろいの浴衣を着ると映えるのになあ。 
 
  
 明けて8/23 始まるのは、18:30ごろかなあということで、 
その時間ごろ広場をのぞきに行くと、浴衣の女の子たちが集まっているので、 
私も浴衣に着かえに戻って行くと、観客の人たちもぼちぼち集まってきている。 
 時計のない国です。私も時計を見ない。 
 石垣島の人のようだけど、きっと明石の方でない、おばぁに、「毎年やっているのですか」 
なんて聞かれて、きのう来たばかりの私が、ハイ、なんて答える。 
なんか、おかしい。隣で観ながら、その方に、たこ焼きいただいちゃったり、たのしい。 
 まずは、子供エイサー。 
 子供エイサーなんていうので、お遊戯みたいのを想像していたら、いやあ、かっこいい。 
 沖縄空手というのがあるくらいだから、古武術の型からできた踊りなんだあ。 
 それは、わくわくするポーズ。○○レンジャーって、こんなところから、型をとってるのかなあ。 
 かっこいいお兄さん、お姉さんは、ちびたちの、あこがれなんだろうなあ。 
 保育園から、中学生までの子たちの構成。このちびたちが、ポーズだけは、 
決めるんだなあ。こんなポーズなら、したいよねえ。
  
 次は、青年団のエイサー。昨日の練習の方々。 
 男性は衣装も決まってるし、振りもリズムもばっちり。チョンダラーという、 
白塗りの道化のような人の持っているバケツの飲み物を、ぐいぐい飲む。 
 チョンダラーも重いから、飲んで飲んでとジェスチャーしてる。グイグイ飲む男衆。 
 後で聞いたら、やっぱりお酒。水に見える飲みっぷりっだったけど。足に来るって。でしょうねえ。 
 女の方たちも、午前中、牛汁作りに大汗かいていた婦人会の方々が、 
そろいのTシャツに斜めにかけた布を黄色い腰ひもで結んだスタイルで、 
中の輪でたくさん踊っていらして、おおこういう風になるのか、と納得。 
 
 その後、挨拶や三線の演奏や、民謡やらあって、カチャーシーが流れると、みんな踊りだして、楽しそう。 
 観客席で観ていた、おばぁが、すっごく素敵に楽しそうに踊るのを見て、いいなあ、と大あこがれ。 
 牛汁を食べながらの観賞。 
 そう、今回は、カチャーシーを、踊りたいと思ってきたの。 
 もう一回やるエイサーのには、一般の人も入ってよいとのことで、 
目元の涼やかな太鼓の演者の青年に、次の回は踊ってくださいね、 
なんて言われて、わくわくしながら、2回目の踊りを、観ていて、 
そのうち、輪の外で、見よう見まねで踊りだし、最後の踊りは、入っちゃって、 
カチャーシーになって、みんなみんな混ざり合って、たのしい〜。 
 踊る手の先を見上げると、たかあい空に、満月!さっきの青年も前に来てくれたり、 
ほかの人たちとも、目を合わせて踊って。 
 いやあ、これがしたかったんだよねえ。 
 大満足! 
 満月の下で踊る。う〜〜〜ん。 
 最高! 
  
 沖縄の踊りは、掛け声も、指笛もいいなあ。 
 フラメンコのハレオとよく似てる。 
 カチャーシーは、ブレリアみたい。 
 私は、フラメンコにはまったけれど、今ひとつ踏み込めないというか、 
理解できない・・理解するものでないとは思うが・・部分があって、 
それって、やっぱり外国の踊りだからかなあ。 
 踊りって結局、生活そのものだから、やっぱり違う生活の中では溶け込めない。 
 溶け込めなければ、理解できない。 
 生活が、欧米化しているとは故、姿勢、特にに挨拶の姿勢は、まったく違うから。 
 前屈の日本人の「こんにちは」と、胸を張るスペイン人の「オラァ」。 
 そこから切り替えないと踊れない。 
 と言っても小唄や、日本舞踊のようなものは、本当に自分の生活と、 
スペイン以上に離れていると感じるし、民謡も、なんだか違う。 
 でも、自分の中の何かで踊りたい!と思っている私の、私の踊り探しの中で、 
沖縄の踊りは、とても近いものを感じてた。 
 けれど、沖縄と私って、やっぱり民族的に違っていて、交わらないのかと思っていたのだけれど、 
今回、ちょっぴり仲間に入れていただける機会を持てて、いいかも、と思っているところ。 
 帰りは、沖縄の音がほしくって、飛行機では、ずっと繰り返してる、沖縄の番組を聞いていた。 
 新宿についたら、即CD屋さんに駆け込んで何枚か購入して、 
家に帰ったら、ネットで、エイサーを探しまくり。 
 ・・相当はまっちゃったかも・・。 
 
 
  
 石垣島へ行ってきました。観光編 
 
 エイサー観るのが、大目的だったので、まるで無計画。 
 空港到着13:30ごろかしら。 
 那覇での乗り継ぎの時、「海を船が横切るため、空港の上を旋回しております」 
ということで、少し遅れて那覇に着き、大慌ての乗換で、少し那覇発も遅れたようで、 
時計を見てないから時間は、だいたい。 
 空港まで、K氏が、明石のJ氏と車で迎えにきてくださり、何にもないところだから、 
とスーパーで朝ごはんになるものを調達したほうがよいとのこと。 
 J氏は、捨て犬を貰いに役場に来たとのこと。優しい人です。 
 明石に向かって島を北上。 
 サトウキビ畑、真黒い牛、そして合歓の木が何故かいっぱい。 
 途中、山の上に見える、建物を見つけて、私が「あれ何?」K氏「展望台」。 
「寄って行ったら」とJ氏。 
 玉取崎展望台。右にも左にも海が見える。 
 K氏の説明で、もう少し北の細い舟越というところが一番細いところで、 
船で対岸にぐるっと回ると大変なので、船をかついで、陸を渡ったところとのこと。 
 もう少し北へ向かって次に細い所が明石。 
 展望台の少し上の建物は、J氏の建てたレストランですって。 
素敵なタイル細工の門を見せていただきました。 
 明石の入り口は飼料の入った白い大きな袋?にデッカク「明石エイサー祭り」と書かれていた。 
 そこを、右に入っていくと公民館。 
 そして明石食堂。 
 私の泊る予定の宿は、明石食堂の、民宿? 
 K氏の大学生たちもいると聞いていいたので、てっきり相部屋の修学旅行風を想像していたら、 
ワンルーム。シャワー、洗濯機、冷蔵庫、テレビ付きの、快適空間。 
 まずは、20:30からの、練習まで海に行ってみよう。 
 あっついけど、なんか気持ち良い。 
 バナナが、なってる! 
 写真を撮ってメールしようと思ったら、なんと圏外! 
 え〜また、こわれた? 
 いろいろやってみて、やっぱり本当に、圏外かも。 
 まあ、何にもないも楽しもうと、本も、音楽も持ってこないことにしたのだから、 
携帯不通で、よかったかも、と、プラスに諦めた。 
 道は、そんなに分かれていず海に行く道は、すぐに見つかるかとブララブ歩く。 
 あの道から、右に入ったのだから、もっと右へ行ける道は海のはず。けれど道が・・ない。 
この向こうなのにと、右手にジャングル?林?を見ながら歩いていくと、 
ぽっかり、林の木々のトンネル。 
 きっとこれだ!とわくわく進むと、この先、車埋まる、とか言う小さい看板。 
 この道、車通れるの? 
 砂は、薄茶色、白くないのねえ。 
 そして、ぽっかり出口。つまり海発見。 
 砂浜には、外人さんの男の子一人っきり。 
 でも、その人もすぐいなくなってしまって、私ひとり。 
 ひぇー、独り占め! 
 こんな広い海岸! 
 写真を撮ったり、水際で、チャピチャピ遊んだり、貝を拾ったり、久々の海遊び。 
 夏休みごとに茅ケ崎の海で遊んでた子としては、この海は、湘南の海に似ている。好き! 
 明日の朝は、水着できて、泳ごう、と決める。 
 お腹がぺこぺこだったので、明石食堂へ。 
 ソウキそばをいただく。こってりなのに、さっぱりとろーりのお肉、美味しい! 
 エイサーの練習を見に行く前にK氏に海に行ったと言ったら、 
え〜この時期は、無縁仏に引かれるから、行かないほうがよいよとの忠告。 
 え〜、あした入ろうと思ってたのにぃ。明日考えよ。 
 で、翌朝、一応水着着て、でも浜辺を思いっきり散歩。 
ピチャピチャどまりにした。 
 急に深くなっているのかも知れないし、 
だあれも入ってないと、深さがわからなくって心配になってきちゃって。 
 海から帰ってから、公民館で、野菜切りのお手伝い。 
 屠殺場から運んできた一頭まるまるの牛も見ちゃった。 
丸裸になっていると、もう食べモノなんだわねえ。 
 そんだわ、お昼ごろ、牛さしもいただいたんだった。うまかった! 
 祭りのとき食べた牛汁、たっぷりのお野菜と、たっぷりのお肉で、美味しかったです。 
 この美味しい牛汁の総指揮は、明石食堂のT氏。ごちそうさま。 
 T氏にお祭りの時に海のことを聞いたら、地元の人はお盆の時は行かないけど、 
観光客はいいんだよぅ。遠浅だし大丈夫とのお墨付き。 
 てな訳で、最後の日は、ちょいと泳いできましたよ〜ん。気持ち良かったあ。 
 例のシャワーのような雨も降って、虹が見えました。ラッキーッ! 
 野菜切りのお手伝いの後、お祭りまで、K氏が借りておいてくださったレンタカーでドライブ。 
 まずは北に向かい、平久保灯台へ。 
 灯台に上ったらなんと、メールたちが、やってきた。けど、中途半端な届き方で、使えない携帯! 
 灯台を降り最北端の行き止まりの所まで行って、Uターン。 
 川平湾へ向かってひたすらドライブ。 
 途中パン屋さんとレストランをみつけて、帰りに寄ろうと、頭の中ににメモ。 
 海が右に左にみえて、サンゴ礁のある海は、色のグラデーションが、きれいで、 
見ているだけで満足。 
 人が少ないのは、お盆のせい?案外観光客に出会わない。 
 道も、信号がないし、スイスイ行けすぎちゃって、時々後ろに車が来ると、先に行ってもらう。 
 適当なところで、Uターンして、さっきのレストランと、パン屋さんによる。二つとも大当たり。 
 いい景色のレストンだったし、パン屋さんは、びっくりするほど、おいしいパン。 
 「Cafe Nu-bo」と、「たなかさんとこ」でした。 
 エイサー祭りの翌日は、市内で、アンガマを大学生たちと観ることになっていたので、 
市内で、お土産買ったり、アーケードをウロウロ。 
 アンガマの本物ではなく、ショーのように公的な場所で見せてくださるもので、 
K氏の解説付きで、おもしろかったあ。 
 あの世から戻って来た人(おばぁとおじぃと面をつけている)に質問して、 
それを、そのおじぃとおばぁが、おもしろおかしく、裏声で答える。 
 でも本物は、それを、普通の家に獅子舞のように、おじぃとおばぁと 
不思議な出で立ちのファーマーが、奇声を上げながら真夜中過ぎまで、回るんですって。怖いかも。 
 アンガマのことは、前の日のドライブの時、沖縄のラジオ番組で話していたのを聞いて、 
なんとなく、おじぃとおばぁの面の色を、真っ白に想像していたら、なんと、黒っぽいの。 
 そうかあ、沖縄のおじぃとおばぁだもんねえ。 
 大学生たちと解散後、初めての、独り居酒屋体験。 
 沖縄料理を、半人前でも注文できると書いてあったので「かめかめ」というお店に入ってみました。 
カウンターに座って、海ぶどうや、ごうやのてんぷらやら、美味しくいただきました。 
 市内のホテルまでは、港を見ながら、お店をみながら、最後の夜を、楽しみました。 
  
 翌日の朝一番の飛行機で帰ってきました。 
 4日間とも、すばらしいお天気で、帰りの飛行機では、虹を上からたくさん見ました。 
 何年分も見ちゃった感じです。 
 ラッキーがいっぱい! 
 
 
  
 
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